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桜田ヒロキ先生主宰、VT-RVの認定資格修了

こんにちは!岩井翔平ボイストレーニングサロン主宰、岩井翔平です。
この度、2024年1月から開始して、約1年3ヶ月間研究した、
ボイストレーナー養成講座「VT-RV」のカリキュラムを無事に終えました。
認定修了者として、修了証をいただいたことをご報告させていただきます。
認定を終えたということで、こちらを開催したVT artist developmentさんのHPにも私が認定資格修了者一覧として、掲載させていただいています。(リンクはこちら)
胸を張って「ハリウッド式教えてます」と言えないことが悔しかった

客観的に学びを証明出来ないもどかしさ
これまで、このHPには、「ハリウッド式ボイトレを独自に研究中」と記載していました。
この講座を受ける前の私がやっていた「ハリウッド式ボイトレ」の学びは
- ハリウッド式の先生のレッスンを、私が生徒として受講することで学ぶ
- ハリウッド式の先生のSNSの情報発信を、全部ノートにしてまとめる
- このメソッドの創始者セス・リッグスさんの著書「Singing for the Stars」を翻訳アプリを使いながら読む
こういったことのみでした。
声楽については、東京藝大を卒業していることが、客観的な実績の証明になっています。
しかし、ハリウッド式は客観的に私の学びを証明するものがなく
胸を張って「ハリウッド式教えられます」と言うことが出来ませんでした。
肩書きよりも大事なのは中身なのか?

「肩書きなんて重要じゃない。大事なのは何を?どう?学んだかだろ?」
そう思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、多くの方は岩井翔平を知りませんし、興味もないのが普通です。
多くの方に知っていただくためには、分かりやすく証明出来ることは重要です。
だから「ハリウッド式をちゃんと学びましたよ」と客観的に伝える実績が欲しかった。
ずっと「予習」してきた私にとっても多すぎる学び
今回、認定修了するため、約1年間、座学も、実技も両方しっかり受講しました。
今回の講座が始まる以前から、自分なりに音声学、音響学、そしてハリウッド式ボイトレを学んできました。
それは、自分の出来る範囲でしっかり勉強して、独自でもいいから、少しでも「ハリウッド式を教えています」と名乗れる自分に近づきたかったからです。
そのため、ある意味、他の受講生より「予習」している箇所が多い受講生だったと思います。
それでも、今回講座を受けていると、
- 網羅的に勉強出来ていなくて見落としていた部分
- 独学で知っていたこと同士のことでも、関連づけて考えられてなかったこと
- 知っていたエクササイズでも、別の角度からの使い方があること
- どんな本を読んでも出てこない情報
以上のようなことがたくさんありました。
確実に、このメソッドへの理解が深まりました。
とはいえ、これで「ハリウッド式ボイトレ」の全てを学び終えたとは思っていません。
今後も研究を重ね、多くの生徒の役に立つべく、日々のレッスンをこなすだけでなく、インプットを続けていきます。
個人ボイストレーナーの「発想のガラパゴス化」になりたくなかった

これまでも積極的にボイストレーナーと交流してきた
私は個人で活動しているボイストレーナーです。
個人でやるデメリットとして、「発想のガラパゴス化」があると思います
延々と一人でレッスンしていると、独自の理論を作り出して偏ったり、横の発想が広がらないと考えています。
それは、すごく危険であり、私の発想の狭さが、生徒の成長を遅らせると考えています。
これまでも「発想のガラパゴス化」を避けるために、ボイストレーナーが集まる場にお誘いいただいては、顔を出してきました。
今やボイストレーナーのコミュニティーには、3つほど、顔を出させていただいています。
ボイストレーナーたちで体の勉強をする会、ロックのボイストレーナーとの意見交換会など、いつも発見がたくさんあります。
私が願っていた環境「ティーチングクリニック」

今回の講座の中には、「ティーチングクリニック」と言う実技が含まれています。
ティーチングクリニックとは?
・他のボイストレーナー受講生の4~5名と合同で行う。
・実際に生徒に来てもらい、受講生がレッスンをしながら、
桜田先生からレッスンの進め方についてアドバイスをもらう会
この講座の主宰である桜田ヒロキ先生は、このメソッドを何十年と極めてきたボイストレーナー。
本場アメリカまで渡り、セス・リッグスさんからも直接学んできた方です。
私のこのHPを作った当時は知らずに使っていましたが、「ハリウッド式ボイトレ」という言葉も桜田先生から広まった言葉だそうです。(世界的にはSLSと呼ばれている)
その桜田先生からいただくアドバイスは、いかに自分が「ハリウッド式を分かったつもりになっていたか」思い知らされる、貴重な時間でした。
受講生同士の意見交換が発想を広げてくれた

このティーチングクリニックのいいところは、他の受講生のボイストレーナーのレッスンを見学できるところ。
それに対して桜田先生がどういうアドバイスをするのか?も聞くことが出来ます。
更に、僕はここからも重要と思っているのは、ティーチングクリニック後の時間。
見学したボイストレーナー同士で意見交換する時間が、貴重だと思っています。
- 他のボイストレーナーがレッスンしてるとき、頭の中で何を感じていたか?
- あの生徒はどういう気持ちで過ごしていたか?
- なぜ、あの生徒はああいう歌い方になったのか?
こういった仮説がトレーナーの数だけ違う角度から意見が出てきます。
名古屋から東京までずっと意見交換した小野先生との時間

特に、VT-RVの受講生の小野貴之先生とは、たくさんお話しさせていただくことがありました。
小野先生は、あの大手ボイトレスクールの「シアーミュージック」でナンバーワン講師です。
※小野先生も認定資格修了者として、ページに掲載されています→こちら
お互い東京在住で、ティーチングクリニックは東京でも開催されていいます。
それにもかかわらず、私がお誘いさせていただき、わざわざ名古屋でティーチングクリニックを受けに行ったことがありました。
ティーチングクリニック終了後、一緒に名古屋駅の味噌カツを食べながら語り、
時間が足りずコメダ珈琲で珈琲が冷めるまで語り、
結局、名古屋から東京までの新幹線でもず〜っと今日のティーチングクリニックについて語っていました。
個人ボイストレーナーの私からしたら長年の夢のような時間でした。
それでも話し足りないと感じるくらい、色んな発見がありました。
更なるレッスンのクオリティーアップのため、今年もどんどん勉強していきます!
「音声学」「音響学」「運動学習理論」の読書を更に深めるきっかけに

2冊の本との出会い
桜田先生「この講義を終えた皆さんなら、これらの本に挑戦してみてもいいかも知れません」
講義の最初の3回、音声学と音響学を終えたあとに、VT-RVのFacebookグループで先生が二冊の本を紹介してくださいました。
それが
- ビジュアル音声学 川原繁人著
- ゼロからはじめる音響学 青木直史著
の二冊でした。
この一言がきっかけで、2024年の5~6月は、この2冊がボロボロになるまで書き込みながら読みこむ期間になりました。
たった二冊の読書と言うとしょぼく感じるかも知れませんが、実際は、学校の教科書を2冊全部読み終えたようなものです。
レッスンがない時間はとにかくカフェでこれらを読んでいました。
音声学の川原先生の「著者追い」

2冊の本を読み終えたところで、「お二人が他にも本を出していないか?」興味を持ち、検索すると
音響学の先生の本はあまりヒットしませんでしたが、音声学の方の川原繁人先生は非常に多くの本を出版していると知り、何冊か読ませていただきました。
写真に載っているのは、川原先生の著書のほんの一部で、本当はたくさん出版されていらっしゃいます。
川原先生の本からは「どうやったら音声学に興味ない方が興味持ってくれるだろう?」という工夫が多く散見されます。
メイドさんの名前を音声学の側面から研究したり、ラップを音声学から研究をしたり、「分かりやすい」だけでなく「面白い」を探していらっしゃる方だと感じました。
そのため、この本に書いてあることが、レッスンでも生徒の好奇心を刺激することが本当に多いです。
運動学習理論からボイトレを学ぶ

VT-RVの講義中、桜田先生の口から「運動学習」という言葉を耳にすることがありました。
桜田先生ご自身もちょうど勉強している最中とのことでした。
私も
「そういえば、知識の記憶と違って運動の記憶は反復が重要って聞いたことあるな・・・」
「そういうことがまとまってる本ないかな?」
そう思って調べてみました。
しかし、運動学習という本は、リハビリの現場で使われるようなかなり分厚そうな理論書ばかり。
流石にそこまで勉強する時間が厳しいと感じたため、偶然見かけた2冊の本を読みました。
- エコロジカルアプローチ 植田文也著
- 熟達論 為末大著
この2冊の本が大ヒット。
エコロジカルアプローチは、ハリウッド式ボイトレと、図らずもかなり考え方が近いとも感じました。
為末さんの本は、運動学習理論を解説した本というより、より広い視点から運動を習得するために必要な考え方全般が書いている本でした。
これを読み終えたあと「日本中のボイストレーナーに読んでほしい!」と本気で叫びそうになりました。
どちらも線を引くところだらけで、逆に線を引かないところの方が少なく、2冊とも中身はボロボロになりました。
こうして、VT-RVを柱として広がった学びがレッスンの質を飛躍的に上げてくれました
認定資格をとって、今後について

歌唱力を上げていきたい
今年は、より自分の歌唱力を上げていきたいと思っています。
これだけ勉強すればするほど、逆に「先生の歌が上手い」ことの重要性を改めて痛感します。
特に、ボイトレや歌の世界に触れていない人ほど、難しい言葉を並べる以上に圧倒的な歌唱力で説得することの方が一発で伝わります。
本当に上手い歌手の、一声発しただけで、その場の空気を変える力。
やっぱりそこと向き合うべきだと思っています。(別に逃げていたわけではありませんが)
「東京藝大卒」「ボイストレーナー」と名乗っている以上、半端な歌の動画をSNSに流すわけにもいきません。
2025年はそういう一年になればいいと思っています。
声楽とハリウッド式の橋渡しになりたい
別に声楽のレッスンが劣っていて、ハリウッド式が素晴らしいと言いたいわけではありません。
しかし、声楽以外の発想からアプローチすることで、声楽が伸びる人もいるはずだと思っています。
声楽を習っている人からすると、ポップスのボイトレを受けてみようと発想することすらないのが普通です。
かくいう私も、初めてハリウッド式ボイトレを受けに行く時、同業者からどのように思われるのだろう?と考えたりもしました。
声楽のことも、ハリウッド式のことも、両方ある程度分かっているからこそ救える人がいるのであれば、その橋渡しになりたいと思っています。
新規のレッスン予約はこちら
私なりにではありますが、毎年レッスンを進化させています。
- ずっとボイトレが気になっているけど一歩踏み出せない方
- 本気で上手くなりたい方
- 声楽のアプローチでは高音が出なかった方
そんな方の力になりたいと思っているので、ぜひご予約ください。
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