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あなたは、自分の声が好きですか?
あなたは、自分の声が好きですか?
こんにちは!テノール歌手・ボイストレーナーの岩井翔平です。
このブログでは、歌や音楽に関するお役立ち情報を発信しています。さあ、冒頭のタイトルの質問、あなたはいかがでしょうか?
これにはなんと、多くの人が「嫌い」と答えます。
先日こういったツイートをしました↓
今回はこのことについて、徹底的に深掘りしていきます。
(このブログは太字だけ追っても最低限理解できるようになっています)
私は、島根大学教育学部と東京芸術大学で、2度大学生をしました。そのため、教えるスキルと歌の専門性を両方兼ね備えたボイストレーナーです。現在は、東京を中心に活動しています。
もしこの記事が面白いと思ったら、コンサートや体験レッスンなど是非ご検討ください、(オンラインレッスンも承っています)
あなたにもこういった経験はありませんか?
- 「たまたまホームビデオに入っていた自分の声が嫌い」
- 「音声配信をしようと、練習したものを聞き返すと、とても耐えられない」
- 人から声について指摘されたことがあり、自信を失った
私は、音声SNSのclubhouseで、多くの方に声の悩みを聞いてきました。そこでもやはり「自分の声が嫌いで…」という相談が圧倒的に多かったです。
しかし、そもそもなぜ、こんなに多くの方が自分の声を嫌いなのでしょうか?
今回の記事は、その理由と対策について考えていきます。前編後編に分かれており、今回の前編では自分の声が嫌いな理由について解説します。
では早速いってみましょう!!
自分の声が嫌い!の理由はズバリ…
自分の声が嫌い!の理由はズバリ、聞き慣れていないからです。
「え?自分で話しながら聞いているじゃん!」と思われるかもしれません。しかし、あとで詳しく解説しますが、
「自分が聴いている自分の声」と「他人が聴いている自分の声」は違います。だから、他の人が聴いている自分の声は、自分では滅多に聴くことがありません。
見慣れない、聴き慣れない自分を人は不快に感じる
「盛れるアプリの謎現象」を、あなたは知っていますか??
最近、スマホで自分の顔を加工して撮影・編集ができる「盛れるカメラアプリ」が豊富に存在しています。「SNOW」や「B612」などが有名です。
これらのアプリには特徴があります。それは、撮った写真が左右反転することです。
これを鏡像写真と言います。
これは僕のInstagramに投稿した、盛れるアプリで撮影した写真ですが、パソコンの「ログイン」の文字がひっくり返っています。
なぜ、盛れるアプリは鏡像写真を採用しているでのしょうか?
これは私の推測ですが、鏡像写真の方が、自分にとっては鏡で見る頻度が高く、見慣れており、違和感が少ない。すると本人には「盛れている」と感じるからではないでしょうか?だとすると、写真アプリの左右反転は、他人から素敵だと思われるためではなく、本人が「盛れている」と感じるためのものだと考えられますね。
この話が、声にもそのまま言えます。つまり、見慣れない自分や、聴き慣れない自分を人は不快に感じてしまうということです。
「自分が聴いている声」と「他人が聴いている声(録音で聴く声)」が違う理由
ではなぜ、自分と他人では、声の聞こえ方が違うのでしょうか?
自分が聴いている自分の声は、2種類の声を聴いています。
「自分の骨の振動で直接聴こえてくる自分の声(=骨導音)」と「空気の振動で聴こえてくる自分の声(=気導音)」の両方を聴いています。
一方、他人は気導音のみを聴いています。まとめると…
つまり
「骨導音だけの声」は、世界中の誰にも聴くことが出来ず
「骨導音+気導音の声」は、世界中で自分しか聴くことが出来ず
「気導音だけの声」は、世界中で自分だけが聴くことが出来ない声なのです。
この話、とってもロマンがあると思いませんか??自分の声なのに、みんなが聴いている声は自分だけが聴くことが出来ないのです。
そして、この現象が、歌の独学が難しいとされている大きな理由にもなるのです。
「自分の声が嫌い!」の5つの対処法
自分の声を嫌いになってしまう理由はよく分かったと思うので、今度は対処法です!
ここからは後編で解説します↓
まとめ
いかがでしたか?少しでもお役に立てれたら幸いです
岩井翔平ボイストレーニングサロンでは、現在生徒募集中で、体験レッスンを実施しています。初心者の方からプロ志望の方まで、幅広くレッスンに通っています。
よく「ボイトレはプロを目指す人が通うイメージ」と言われます。
しかし、ジムにはボディービルダーだけでなく、一般の方も多く通っているように、ボイトレも気軽に通う場所であって欲しいと願っています。
声は、磨けば一生使えるもの。外見と同じくらい、相手からの印象に関わります。外見に気を遣っている人は多いですが、声に気を遣っている人はまだ少ないです。だから声を磨くだけで、一歩リードすることが出来ます。
初めはとても緊張すると思いますが、優しく丁寧にレッスンします。お問い合わせは下記のLINEか、お問い合わせからどうぞ!
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