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「声が通らないのは生まれつき」と思って諦めていませんか?
我流の声の出し方を続けても上達はしない
こんにちは、テノール歌手・ボイストレーナーの岩井翔平です。
あなたは、話し声が通らなくて悩んでいませんか?
- 「どうせ声なんて遺伝で、生まれつきなんだから、どうしようもないんじゃない?」
- 「歌はまだトレーニングで良くなるけど、話し声は無理でしょ」
そう思われるかも知れません。
しかし、話し声・歌声問わず、声はトレーニングや、知識を身に付けるだけで大幅に改善することができます。
何気なく毎日声は使っていても、コツを知らずに我流で声を出しているだけでは、限界があります。
だからこそ、見つめ直すことで急激に改善できるのです。
あなた自身が通らない声を望んでいた?
今回は、「話し声が通らない人の3つ理由」というタイトルでお話しします。
実は、厳密に言うと、声が通らないのではなく、
あなたの気づかないうちに自ら通らない声で話し続け、それが習慣化してしまったといった方が正しいです。
詳しくはこれからお話ししていきます。
納得のいく内容だと思いますので、ぜひ最後まで読み進めてください。
話し声が通らない人の3つの理由
1.「通る声」が好まれない国、日本
あなた自身が通らない声を好んで使ってきた
日本語には、「壁に耳あり、障子に目あり」という言葉があります。
「壁に耳あり 障子に目あり」
隠し事をしようとしても、どこで誰が見たり聞いたりしているか分からないため、秘密・密談は漏れやすいものだから、注意しなさいという戒め。
引用:ウィクショナリー日本語版
この言葉あるように、
電車の中、カフェなどで自分が話している声が周りに聞こえてしまわないよう、いつも気をつけていませんか?
また、子供の頃、声が大きすぎる、と怒られたことがありませんか?
あなたの気づかないうちに、通らない声を自ら好んで使ってきたのかも知れません。
声が大きいと迷惑になりやすい日本
日本はもともと木造の家が主流です。
先ほどのことわざにもあるように、日本は襖・障子など、防音性の低いもので部屋を仕切る文化があります。
都会では集合住宅が多く、一軒家でも隣の家との距離が近いことも多いです。
更に、シャイな国民性も相まって、自分の話し声が他人に聞こえることが迷惑になりやすい環境であることも考えられるでしょう。
2.「話し声の出し方」は自然と周りの人に似てくる
- 関西人の関西弁を聞いているうちに方言がうつった
- 一緒にいる人の口癖がうつった
こんな経験はありませんか?
人間には、ミラーニューロンと言って、周りの人の真似をする性質を持っています。
そして、コミュニケーションに関するミラーニューロンは特に強烈なんだそうです。
上記に挙げた例は、方言や口癖についてですが、話し声の出し方についても、ミラーニューロン影響を受けます。
つまり、日本人は、通らない声の出し方で話す人が多いので、その影響を受けて自分もそういう声の出し方になっているのです。
3.自分の声は自分に一番大きく聞こえている
そもそも、周りが聞いているあなたの声は別物!
ボイスレコーダーや、ビデオカメラで録音したあなたの声、違和感を感じたことはありませんか?
こちらについては、以前かなり詳しく記事にしていますので、ぜひご覧ください。
簡単に説明すると、
自分が聴いている声は、骨導音という、自分の体内の骨の振動で聞こえてくる声も聴いているから、他人が聞いている声とは違うのです。
このため、そもそも自分の声というのは、自分の体臭に気づかないのと似ていて、自分ではよく分からないものなのです。
「自分の声量」は自分に一番大きく聞こえている
自分と他人とでは聞こえている音量にも違いがある、と考えられます。
理由としては、他人が聞いていない骨導音も聞いていること
そして、自分の口から耳までの距離が、他の人の耳に比べて近いからです。
これに関しては、聞こえ方の音量を何かで計測したわけではないので、あくまで私の仮説にはなります。
しかし、自分の声が自分に一番大きく聞こえている可能性は極めて高いと考えています。
周りの人にはもう少し小さい音量であなたの声が届いている
上記の理由で、人は自分が聞いている声量を目安に調整してしまうので、
「自分が思っているより更に小さい音量で周りには声が届いている」
ということになります。
結論!自ら「小さすぎる声」を使うのが癖づいてしまっている
こういった理由が重なって
自ら、小さく・通らない声で話すのが日常化してしまい、それ以外の声の出し方を忘れてしまった
と考えられます。
通る声を取り戻すシンプルな方法
少しうるさすぎるかな?と思うくらいの声で喋ってみる
対処法はシンプル、「ちょっと大きい声で話す」ということです。
しかし、ここまで記事を読んでくださった方であれば、根拠のない根性論を話しているわけではない、
ということが伝わっていれば幸いです。
実は、いつもより大きめの声で喋ったところで、「声が大きすぎる」「うるさい」などと意外と言われない方が多いのではないか、と考えています。
誰かに「うるさい」と言われるまで、少しだけ音量を上げて喋ってみてください。
自分の声を録音してみる
先ほどもお話しした通り、自分の声は、体臭と同じで、自分では一番把握できないものです。
なので、録音をして聞き返す習慣をつけてください。
録音を聞き返すというのは、鏡で自分の身だしなみを確認するのと同じくらい大切です。
ファッションの勉強をしたいのに、自分の全身を鏡で見たことない方はいないですよね?
しかし、声のこととなると、途端に分かった気になり、録音をしたことない方は非常に多いです。
自分が喋っているのを聞き返すだけでも、ものすごく勉強になります。ぜひ、やってみてください。
メンタルブロックを外す
恥ずかしい!自分の声が嫌い!心理的抵抗が強まる
以上のような大きめの声で話す、録音を聞くなどに挑戦すると
- 「こんな大きい声を出すのが恥ずかしい」
- 「録音を聞く声が嫌いだ」
こういう壁にぶち当たる方もいます。
録音で聞く声は自分が普段聴いているものと違うので、余計抵抗がある方もいます。
それについても、以前記事にしていますので、気になる方は読んでみてください。
声が変わるとメンタルが後から変わる
話し声に悩む方の話をよくよく聞いてみると「自信のなさ」「自己肯定感が低い」
こういったことが根底にある方もいらっしゃいます。
私は、心理学やカウンセリングについても勉強はしていますが、精神科医やカウンセラーのような専門知識はないです。
ただ、精神的な部分を改善して、声を直すという発想の逆を責めるのもアリです
つまり、大きめの声を出す、録音を聞き返すということを続けているうちに、声が通るようになり、後からメンタルが変わっていくこともあるようです。
私の生徒では、発表会で人前で歌ったことで自信がつき、日頃の生活もプラスに転じた方もいます。
もし、一人で頑張るのが辛いという方は、歌も上達するので、ぜひ私のボイストレーニングを受けてみてください。
声が変われば人生が変わる!話し声を変えたいあなたをサポートします!
運動初心者がジムに通う感覚で、初心者から通えるボイトレ
いかがでしたか?少しでもお役に立てれたら幸いです
当サロンでは、体験レッスンを実施しています。初心者の方からプロ歌手まで、幅広くレッスンに通っています。
よく「ボイトレはプロを目指す人が通うイメージ」と言われます。
しかし、ジムにはボディービルダーだけでなく、一般の方も多く通っているように、ボイトレも気軽に通う場所であって欲しいと願っています。
外見ほど気を遣っている人が少ないからこそ、一歩リードできる
声は、磨けば一生使えるもの。外見と同じくらい、相手からの印象に関わります。
外見に気を遣っている人は多いですが、声に気を遣っている人はまだ少ないです。
だから声を磨くだけで、一歩リードすることが出来ます。
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